8月9日、国家統計局は7月の全国PPI(鉱工業生産者工場前価格指数)データを発表した。7月のPPIは前年比9.0%上昇、前月比0.5%上昇した。調査対象となった40業種のうち、80%に達する32業種で価格が上昇した。「7月は原油、石炭および関連製品の価格高騰の影響を受け、工業製品の価格上昇幅が若干拡大した。」国家統計局市部の上級統計官、ドン・リジュアン氏は言う。
前年同月比で見ると、7月のPPIは9.0%上昇し、前月から0.2ポイント上昇した。このうち、生産手段価格は12.0%上昇し、0.2%上昇した。生活手段の価格は前月と同じ0.3%上昇した。調査対象となった40の主要産業セクターのうち、32セクターで価格が上昇し、前月より2セクター増加した。減少は8件で2件減少した。
「需要と供給の短期的な構造要因により、PPIは高水準で変動する可能性があり、将来的には緩やかに低下する可能性が高い。」交通銀行金融研究センターの主任研究員、唐建偉氏はこう語る。
「PPIは依然として前年比のピークに近い高水準にあると予想されるが、前月比の上昇は収束する傾向にある。」光大証券の常務取締役兼チーフマクロエコノミスト、ガオ・ルイドン氏は分析する。
一方で、内需志向の工業製品の成長余地は限られていると述べた。一方で、OPEC+の増産協定の履行と、オフライン旅行の激しさを繰り返し制限する新型コロナウイルスの流行と相まって、原油価格の上昇による輸入インフレ圧力は鈍化すると予想されている。
投稿時間: 2021 年 8 月 18 日