世界鉄鋼協会（WSA）は5月24日、4月の世界粗鋼生産統計を発表した。世界鉄鋼協会の統計に含まれる64の国と地域の4月の粗鋼生産量は1億6,270万トンで、前年同月比5.1％減少した。
4月のアフリカの粗鋼生産量は120万トンで、前年比5.4％減少した。アジア・オセアニアの粗鋼生産量は1億2,140万トンで、前年比4.0％減少した。EU（27か国）の粗鋼生産量は1,230万トンで、前年比5.4％減少した。中東の粗鋼生産量は330万トンで、前年比14.5％減少した。北米の粗鋼生産量は940万トンで、前年比5.1％減少した。ロシア、その他のCIS諸国およびウクライナの粗鋼生産量は730万トンで、前年比18.4％減少した。他の欧州諸国の粗鋼生産量は420万トンで、前年比0.5％増加した。南米粗鋼生産量は360万トンで前年比4.8％減少した。
鉄鋼生産上位10か国（地域）別にみると、4月の中国本土の粗鋼生産量は9,280万トンで、前年同月比5.2％減となった。インドの粗鋼生産量は1,010万トンで、前年比6.2％増加した。日本の粗鋼生産量は750万トンで前年比4.4％減少した。米国の粗鋼生産量は690万トンで、前年比3.9％減少した。ロシアの粗鋼生産量は推定640万トンで、前年比0.6％増。韓国の粗鋼生産量は550万トンで、前年比4.1％減少した。トルコの粗鋼生産量は340万トンで、前年比1.6%増加した。ドイツの粗鋼生産量は330万トンで、前年比1.1％減少した。ブラジルの粗鋼生産量は290万トンで、前年比4.0％減少した。イランの粗鋼推定生産量は220万トンで、前年比20.7％減少した。